
調査:AWSはパブリッククラウドインフラ市場の45%のシェアを握っている。これはマイクロソフト、グーグル、IBMの合計を上回る。
ダン・リッチマン著

Synergy Research Group の四半期分析によると、Amazon Web Services は、サービスとしてのインフラストラクチャ (IaaS) の世界公開市場の 45% のシェアを占めており、これは Microsoft、Google、IBM のシェアを合わせたよりも大きい。
Synergyの調査によると、AWSはPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)市場でも首位に立っていますが、その差は僅差です。AWSが市場リーダーであるIBMに追い抜かれるのは、はるかに規模の小さいマネージド・プライベートクラウドの分野だけです。
MicrosoftとGoogleは、それぞれクラウド売上高が年間100%以上成長しています。それでも、IaaSに関してはAWSは両社に加えIBMの2倍の規模を維持しているとSynergyは推定しています。(MicrosoftとGoogleは正確な数字を公表していないため、推定値しか得られません。)
AWSは前四半期に32億ドルの収益を計上し、前年同期比55%増となり、Amazonの全社収益327億ドルの約10%を占めた。
クラウドコンピューティング部門からの利益は、アマゾンのその他の広範な事業と世界的な野心を刺激してきた。
Synergy の調査では、IaaS の Alibaba や PaaS の Oracle など、一部の準大手企業でもクラウド コンピューティングが力強い成長を遂げていることも判明しました。
PaaS分野では競争が激化していますが、AWSの売上高は、同分野における主要競合3社(Salesforce、Microsoft、IBM)とほぼ同等です。パブリックIaaSは3つの主要クラウドセグメントの中で最大のセグメントですが、パブリックPaaSははるかに力強い成長を見せています。Synergyによると、PaaS内のデータベース、IoT、アナリティクスの各サブセグメントは、いずれも年間100%以上の成長を遂げています。
マネージドプライベートクラウド分野では、IBMが市場リーダーであり、AWS、Rackspace、オーストラリア企業のNTTコミュニケーションズICTソリューションズがそれに続いています。