
アップルのシアトル求人広告は、アマゾンのアレクサの地でSiriの開発に携わるAI人材を惹きつけたいという意欲を明らかにしている
カート・シュロッサー著

アップルは今年初め、シアトルのエンジニアリング事業拡大計画を発表した際、「AIと機械学習に情熱を燃やす最高の人材」を求めると述べていた。このテクノロジー大手のウェブサイトに掲載されている求人情報を見れば、アップルがSiri先進開発チームにどのような人材を採用したいと考えているかが明らかになる。
ビジネス・インサイダーは月曜日、このリストを指摘し、アップルがアマゾンの本拠地で、エコーやドットなどのデバイスに搭載されている音声起動アシスタント、アレクサの分野でシリの才能を狙う動きを見せていると述べた。
1月に掲載された求人のうち1つはソフトウェアエンジニア、もう1つは5月23日に掲載された音声科学者/エンジニアの募集です。どちらの求人の末尾にある説明文にも、この仕事が画期的であること、そしてSiriがAIの元祖であるという点について、率直な意見が述べられています。
このポジションは、適切な方にとって、ヒューマンコンピュータインタラクションと人工知能における次なる革命において重要な役割を担うチャンスとなります。コンピューティングを再定義する製品の開発に貢献していただきます。音声言語と人工知能を活用し、大規模システム向けの画期的な技術を開発するチームの一員となります。何百万人もの人々の作業を支援するインテリジェントアシスタントを開発した人々と共に働きます。AppleのSiri高度開発チームで勤務していただきます。

アップルはここでエンジニアリング拠点を拡大した。(GeekWire Photo / Kevin Lisota)
Appleの機械学習担当ディレクターを務めるコンピューター科学者のカルロス・ゲストリン氏は2月に、ツー・ユニオン・スクエアの2フロアに移転するシアトルのAppleチームの希望と計画についてGeekWireに語った。
ゲストリン氏は、「応募者は研究や長期的な思考に熱意を持っているだけでなく、それらのアイデアをお客様にインパクトを与え、喜んでいただける製品に反映させてくれる人を求めています。ハードルは高いですが、高いハードルを満たす人材が見つかり次第、速やかに採用活動を開始する予定です。大変楽しみにしています」と述べた。
彼は当時、AIに関しては「シアトルこそがそれを実現する場所だ」と付け加えた。