
リコール到来: Copilot+ PC の Windows Insider が、ついに主要な Microsoft AI 機能のプレビューを利用できるようになります
トッド・ビショップ著

マイクロソフトは、一連の遅延を経て、本日、Windows Insider Dev Channel を通じて、新しいクラスの Snapdragon 搭載 Copilot+ PC 向けの待望の Recall 機能のプレビューを含む Windows 11 の新しいビルドをユーザーにリリースします。
Recallは、PCアクティビティのスナップショットを取得し、Copilot+ PCに搭載されたニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)によって実現される人工知能を用いて、ユーザーが履歴を照会できるようにします。当初6月にリリースが予定されていましたが、Microsoftがこの機能に関連するセキュリティとプライバシーに関する懸念に対処したため、Recallプレビューは複数回延期されました。
新しい Windows Insider ビルドには、テキストのコピー、URL のオープン、ビジュアル検索の実行など、Recall スナップショット内のテキストや画像に対して AI を活用したアクションを提供する「Click to Do」のプレビューも含まれています。
Microsoft は、リコールにおいて、一連のセキュリティとプライバシーに関する予防措置を挙げています。
- 同社によれば、リコールはオプトイン機能であり、デフォルトでは有効になっていないという。
- Recall によって保存されたスナップショットは PC 上にローカルに保存され、暗号化されるため、Microsoft や第三者がアクセスすることはできません。
- ユーザーは、Recall にアクセスするために Windows Hello で認証する必要があり、そのためには Bitlocker とセキュア ブートを有効にする必要があります。
- クレジットカードの詳細やパスワードなどの機密情報は自動的に検出され、スナップショットから除外されます。
- Recallの設定により、特定のアプリやウェブサイトのスナップショットを保存しないように設定できます。スナップショットの保存を一時停止したり、保存不要になったスナップショットを削除したりすることも可能です。
今年5月に発表された当初、リコール機能はMicrosoftとサードパーティPCメーカーによる新しいCopilot+ PCシリーズの主力機能と位置付けられていました。しかし、遅延により、最初のマシンは6月にリコール機能を搭載せずにリリースされ、近日中にリコール機能を搭載するとの約束がありました。