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マイクロソフトのアイデア:Kinectボディスキャンで年齢を推定し、ペアレンタルコントロールを自動化

マイクロソフトのアイデア:Kinectボディスキャンで年齢を推定し、ペアレンタルコントロールを自動化

トッド・ビショップ

マイクロソフトの特許出願からの図。(出典:米国特許商標庁)

悪いけど、君の腕は12歳児並みだし、今夜はスパイスチャンネルを観ているわけではないだろう。

これは、マイクロソフトが今週公開した特許出願で提案したアイデアだ。Xbox 360のKinectセンサーに搭載されているような3D深度カメラを用いて、人の体型(頭幅と肩幅、胴体長と身長など)をデジタルで計測し、そのデータに基づいて年齢を推定するという。システムは、コンテンツの種類ごとにレーティングを設定し、それに応じてテレビ番組、映画、ビデオゲームへのアクセスを自動的に制限できる。

これは SF のように聞こえるかもしれないが、Kinect が既にゲームを操作するために使用している詳細な骨格追跡機能を考えると、実際にはそれほど大げさな話ではない。

特許出願に記載されているように、このアプローチは、テクノロジーに精通した子供たちに対して親に新たな優位性をもたらすでしょう。多くの子供たちは既存のペアレンタルコントロールを簡単に回避できます。しかし、それ以上に、この技術は動的に動作し、例えば子供が部屋に入ってきたことを検知し、より適切なコンテンツに切り替えるといったことも可能です。

腕が短い大人や、子供のような体格の大人の場合はどうでしょうか?ご安心ください。管理者パスワードを持つユーザー向けにオーバーライド機能が用意されており、最初からこの技術を無効にするオプションも用意されているはずです。

特許出願に記載されている発明者には、マイクロソフトのインタラクティブ エンターテイメント事業部のセキュリティ ポリシー担当ディレクターを務める弁護士のアーロン コーンブラム氏、Xbox の知的財産およびライセンス マネージャーのジョン クラビン氏、以前は Xbox Live エンターテイメント事業部のグループ マネージャーを務めていたガエル ヴィアル氏などが含まれています。

この申請は2010年3月に提出され、米国特許商標庁によって昨日公開されました。現在、特許としての承認を待っているところです。

こうしたもののほとんどと同様に、マイクロソフトがこの技術を近いうちに公に実装する予定があるという兆候はないが、レドモンドの建物内で同社がどのようなことを考えているかをうかがわせるものである。