
アマゾンCEOジェフ・ベゾスが約30億ドル相当のアマゾン株を売却
テイラー・ソパー著

水曜日に公表された規制当局への提出書類によると、アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏は月曜日から始まった取引で約30億ドル相当の株式を売却した。

提出書類によると、ベゾス氏はアマゾン株100万株を1株当たり3,102ドルから3,183ドル超の価格で売却した。
パンデミックのさなか、何百万人もの顧客がオンラインショッピングやクラウドコンピューティングなどのためにこのeコマース大手に依存していることから、アマゾンの株価は3月中旬以降急騰している。先週、同社は売上高が前年同期比40%増の889億ドル、利益はウォール街の予想を大きく上回る52億ドルとなったと発表した。
ベゾス氏は2017年、ブルーオリジンの宇宙ベンチャーの資金調達のため、年間10億ドルの株式を売却していると述べていたが、その後、売却規模と頻度を増やしている。昨年は28億ドル相当のアマゾン株を売却し、今年初めには約40億ドル相当を売却した。
企業のトップ役員による大規模な株式売却は、事前に設定されたスケジュールに基づいて行われることが多い。
アマゾンとブルーオリジンは、今回の株式売却についてコメントを控えた。
アマゾンの株価は5カ月でほぼ2倍となり、ブルームバーグの億万長者指数によれば、ベゾス氏の純資産は今週の売却前に1860億ドルを超え、今年に入って700億ドル以上増加した。
アマゾンの最新の委任状説明書によると、ベゾス氏は発行済み株式の15%を保有または議決権を保有している。昨年、マッケンジー・スコット氏との離婚の和解により、ベゾス氏は夫婦が保有するアマゾン株の75%を取得し、残りの株式については議決権を保有していた。
離婚後、最近改名したスコットさんは、財産の大半を慈善団体に寄付することを誓約する「ギビング・プレッジ」に署名した。先週、彼女は誓約の一環として資金援助を受ける116の非営利団体をリストアップした。
ベゾス氏は近年、100億ドルの気候変動対策や、ホームレス支援や幼児教育を支援する20億ドルの「デイ・ワン・ファンド」など慈善活動を強化している。