
宇宙ステーションの乗組員がスペースXとボーイングの宇宙船に新しい正面玄関を設置
アラン・ボイル著

国際宇宙ステーションには、スペースX社とボーイング社が製造している商用宇宙タクシーから乗組員が浮かんで入ることができるドアが、約6時間の船外活動のおかげで設置された。
NASAの船外活動員ジェフ・ウィリアムズ氏とケイト・ルービンズ氏は、国際ドッキングアダプター(IDA)として知られるボーイング社製のドアを、ISSのロボットアームの支援を受けて設置しました。ウィリアムズ氏にとっては4度目の船外活動、ルービンズ氏にとっては初の船外活動となりました。
幅5フィート(約1.5メートル)のIDAは、ISSのハーモニーモジュールのポートの一つに接続されました。このポートは元々、現在は退役したスペースシャトル用に設計されたものです。電源プラグアダプターに似たIDAは、このポートに装着することで、SpaceXのクルードラゴン宇宙船、ボーイングのCST-100スターリフター、そしてロシアのソユーズ宇宙船を含む他の宇宙船にも標準的なインターフェースを提供します。
船外活動隊員たちは、厄介なケーブルコネクタに関する小さなトラブルに遭遇しただけでした。また、今後のドッキング時に訪問クルーの誘導に役立つレーザー反射装置を2台設置しました。
「国際宇宙ステーションの歴史に新たな章が開かれ、将来の商用宇宙船への道が開かれたことは素晴らしいことだ」とウィリアムズ氏は語った。
スケジュールが計画通りに進めば、最初の商業用宇宙タクシーが来年到着することになる。最初は無人テストのため、その後は乗組員の交換のためだ。
2基のIDAのうち最初の1基は昨年ISSへ送られる予定でしたが、SpaceX社のFalcon 9ロケットの上昇中の故障により、他の貨物と共に破壊されました。このドッキングアダプターは、7月にSpaceX社のDragon貨物船によって運ばれました。
別のIDAも建設中であり、2018年までに設置できる予定だ。
船外活動員らは、国際宇宙ステーションの外で6時間半の間に追加の「準備」作業を行う予定だったが、ウィリアムズ宇宙飛行士のヘルメット通信システムに軽微な問題が発生したため、5時間58分で本日の船外活動は終了せざるを得なくなった。
同じ宇宙飛行士たちが9月1日にもう一度宇宙飛行を行う予定だ。