
棺桶を消費者に直接販売するスタートアップが、製品ラインと配送速度の向上を目指して350万ドルを調達
カート・シュロッサー著

棺桶を直接消費者に販売するモデルで葬儀業界に革命を起こしているスタートアップ企業 Titan Casket が、新たに 350 万ドルの資金を調達した。
同社の使命は、葬儀場ではなくオンラインで棺を簡単に購入できるようにし、感情的になりがちな葬儀の過程で顧客の時間とお金を節約することです。
2016年に、長年棺桶の製造・供給に携わってきたスコット・ギンズバーグ氏(CEO)によって設立されたタイタン社には、ワシントン州ベルビューを拠点とする夫婦の共同創業者チームも含まれています。COOのジョシュ・シーゲル氏は、以前アマゾンで8年以上勤務し、化粧品レビューのスタートアップ企業RealSelfで最高製品責任者を務めていました。タイタン社の社長リズ・シーゲル氏は、以前自身のベビー用品会社を経営していました。
同社は2021年に前年比400%の成長を記録し、ウェブサイトで購入可能な棺桶のモデル数を1,000種類以上に増やしました。Amazonで既に最大の棺桶販売業者であるTitanは、棺桶の選択とデザイン、そして配送日を予測するためのツールを備えた新しいウェブサイトも導入しました。また、Sam's Club向けに棺桶カテゴリーを、Costco.com向けに軍用棺桶のラインアップを開設し、カリフォルニア州、ペンシルベニア州、アラバマ州に倉庫を開設しました。
ニュースリリースによると、新たに調達した資金は製品開発、ブランド構築、消費者教育に充てられる。タイタンはまた、ロサンゼルス、ダラス、ニューヨーク、シカゴに配送拠点を追加することで、米国の90%の都市圏で1~2営業日以内の配送を確保することを目指している。
200億ドル規模の葬儀業界に変革をもたらそうと、革新的な取り組みを続けるスタートアップ企業がますます増えています。シアトルでは、遺体を土に還すことで従来の埋葬・火葬方法に代わる選択肢を提供し、注目を集めています。オレゴン州ポートランドに拠点を置くSolaceは、火葬サービスの計画と運営プロセスにデジタル技術による利便性をもたらしました。